皆さんはふるさと納税を利用していますか?
利用している人はご存知だと思いますが、ふるさと納税の控除受けるためにワンストップ特例制度を申請するか、確定申告を行う必要があります。
私はワンストップ申請をしているのですが、オンライン対応をしていなくて、書類を郵送して申請するため、微妙にめんどくさかったんですが、今年、オンラインで対応している自治体があったので早速、スマホでオンライン申請をやってみましたので、ご参考にしていただければ幸いです。
ちなみに、ふるさと納税制度はほとんどの働いている人はメリットの多い制度なので、利用した方が良いです。詳しくは下記の以前の記事も参考にしていただければ幸いです。
ふるさと納税の返礼品を実際にもらってみて、よかったものを紹介しています。
ふるさと納税の控除を受けるためには
ふるさと納税は控除を受けるためには、ワンストップ特例制度を申請するか、確定申告を行う必要があります。
今回、確定申告を行った場合については、割愛させていただきますが、確定申告を行った場合は確定申告を行った年の所得税と翌年度分の住民税のそれぞれから控除されます。
ワンストップ特例制度とは
ワンストップ特例制度は、確定申告を行わなくても、ふるさと納税の寄付金控除を受けられる制度です。
しかし、制限があって、ふるさと納税先の自治体が1年間で5自治体以内でなければなりません。
5自治体であれば、この制度を活用できます。
6自治体以上は確定申告をしましょう。
ふるさと納税ワンストップ特例を申請する場合は、特例の申請書をふるさと納税先の自治体に提出しないといけません。
申請書は、希望すれば、ふるさと納税をした後に自治体から寄附金受領証明書と申請書の返信用封筒と同封して郵送されてきます。
ふるさと納税ワンストップ特例制度が適用される場合は、所得税からの控除は行われず、全額が翌年度分の住民税から控除されます。
ちなみに、このワンストップ特例制度を申請するのが微妙にめんどくさいです。
申請用紙は既に名前や住所は記載されていて間違いがないか確認すればいいだけなんですが、マイナンバーカードの両面をコピー印刷してハサミで切って申請用紙に糊付けしないといけないのが、一番めんどくさい。
家にプリンターがないので、コンビニにコピーしに行かないといけないんですよね。
さらに、返信用の封筒がA4用紙で入っており、山折りと糊付けで作成しないといけないという自治体も多くあり、微妙に工作しないといけないので、これもめんどくさい。
返信用封筒も後納郵便で切手不要の自治体もあれば、切手を貼ってくださいという自治体もあります。切手なんて最近家に常備してないので、買いに行かないといけないのがめんどくさい。
これ、ネットでオンラインでできないのか?
とずっと思っていましたが、今年、「ワンストップ特例申請」オンラインでスマホやパソコンでできるようになりました」とある自治体の書類に同封されていたので、スマホで申請をしてみようとなりました。
「ワンストップ特例申請」をスマホでオンライン申請してみよう
早速、ワンストップ特例申請をスマホでやってみました。
オンライン申請できる自治体は限られています。
今後はすべての自治体でオンライン申請できるようになることを願います!
ちなみに、マイナンバーカードが必要になりますので、マイナンバーカードを作成していない人はオンライン申請できません。
今なら、マイナポイントをもらえるので、申請してみてはいかがでしょうか?
今回、5つの自治体にふるさと納税をしたのですが、5つの内3つの自治体がスマホで申請できました。
しかし、その3つのオンライン申請の仕方が同じではなく、二つのやり方に分かれていました。
なぜこうなったのでしょうか。意味が分かりません。
「これ、全自治体で統一したやり方にした方がスムーズやし経費削減にもなるんと違うの?」
と思いましたが、そこはもうツッコんでもしょうがないので、今回はこの辺で触れないようにします。
現在のワンストップ特例申請の二つの申請方法は下記です。
①スマホでワンストップ特例申請ができるアプリ「IAM(アイアム)」を利用する。
②自治体マイページという、ふるさと納税に関するあらゆる情報が一元管理できる寄附者個人の専用ページを利用する。
どちらもマイナンバーカードが必要になります。
ワンストップ申請アプリ「IAM(アイアム)」
IAM<アイアム>はオンラインで公的な本人確認ができる「公的個人認証」に対応したアプリです。
簡単に言うと、マイナンバーカードとスマホで、ふるさと納税のワンストップ特例申請をオンラインで行えます。今のところ、それ以外はよく分かりませんので、詳しくは下記のIAM<アイアム>のサイトを確認してください。
「IAM(アイアム)」で申請してみました。
実際、申請しましたが、めちゃくちゃ簡単で一瞬で終わりました。
準備する物は、下記になります。
・スマホ(マイナンバーカードが読み取れるスマホ)
・「IAM(アイアム)」のアプリ(IAMをインストールしておく)
・マイナンバーカード
・マイナンバーカードの署名用電子証明書と券面事項入力補助の暗証番号(2種類)
マイナンバーカードが読み取れるスマホはiPhone7以降であれば、使用できるはずです。
それ以外のマイナンバーカードの読み取りに対応している機種の確認はこちらからどうぞ
マイナンバーカードの署名用電子証明書と券面事項入力補助の暗証番号は完全に忘れていましたが、カード作った時に、
「暗証番号を書いた書類とマイナンバーカードは一緒に大切に保管してください」
と自治体職員から言われていたので、しっかりと言いつけを守り、カードと一緒に保管していました。
ありがとう、自治体職員さん。
ということで、まずは下記のリンクより、「IAM(アイアム)」のアプリ(無料)をダウンロードしましょう。
アプリのダウンロードができれば、実際に下記の手順で申請してみましょう。
①自治体から郵送されてきた寄付金税額控除に係る申告特例申請書にQRコードが記載されているのでスマホでスキャンします。
②「IAM(アイアム)」アプリが開き、本人情報や寄付番号等を入力します。
③申請内容が表示されるので、間違いがないか確認します。
④マイナンバーカードの暗証番号2種類のうち、まずは券面事項入力補助暗証番号(数字4桁)を入力して、マイナンバーカードをかざします。
⑤もう一つの暗証番号である署名用電子証明書暗証番号(英大字・数字6〜16桁)を入力して、マイナンバーカードをかざします。
これで申請完了です。申請書の送付は「不要」となります。
数分で完了です。
ちなみに、マイナンバーカードをスマホにかざすやり方は、下記の図のようにそのままかざすだけです。嘘みたいですが、本当にこれで読み取りました。
オンライン申請後、すぐに下記の申請完了のメールが登録したメールアドレスに届きます。
□□県〇〇町 電子申請送信完了のご連絡
〇〇 様
この度はワンストップ特例申請の電子申請をご利用いただき、あり
以下の電子申請の送信が完了しましたのでお知らせ致します。
本メールは以下の手続が申請先自治体に送信されたことをお知らせ
申請先自治体による電子申請の受付連絡とは異なりますのでご注意
なお、申請書のご返送は不要です。
※申請先自治体から受付通知があるまでは申請書は破棄せずお手元
※申請受付に関するお問い合わせは、申請先自治体までお問い合わ
■申請先自治体
□□県 〇〇町
■今回申請された手続
令和4年寄附分 市町村民税 道府県民税 寄附金税額控除に係る申告特例申請(ワンストップ特例申請)
申請対象の寄附受付番号 : 11111111111111
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本メールは電子申請時にご入力いただいたメールアドレスへのシス
このメールへの返信はできませんのでご了承ください。
本メールにお心あたりのない方は破棄していただきますようお願い
これで完了です。
自治体マイページ
もう一つのオンライン申請は自治体マイページというシステムから行います。
自治体マイページとは、寄附したふるさと納税に関するあらゆる情報が一元管理できる寄附者個人の専用ページです。
自治体マイページは株式会社シフトセブンコンサルティングが提供するサービスです。
自治体マイページで申請してみました。
自治体マイページも「IAM(アイアム)」と同じような申請方法ですぐに完了しました。
こちらもまだ限られた自治体のみしかオンライン申請対応をしておりませんので、早くどちらかでできるようにして欲しいです。
必要なものは下記になります。
①マイナンバーカード
②マイナンバーカードの読み取りに対応したスマホ
③マイナポータルアプリ<パソコンを利用して申請する場合>
①マイナンバーカード
②ICカードリーダライタ
③マイナポータルアプリ(ブラウザ拡張版)
パソコンで申請する場合はマイナンバーカードを読み取るICカードリーダライタが必要になりますので、ほとんどの方がスマホで申請するのではないでしょうか。
ちなみに、ICカードリーダライタは下記のようなものになります。
マイナポータルアプリはマイナポイントの申請をスマホからした方はインストールしているはずですが、まだの方は下記のマイナポータルのサイトからダウンロードしてください。
実際に下記の手順で申請してみましょう。
①自治体から郵送されてきた寄付金税額控除に係る申告特例申請書にQRコードが記載されているのでスマホでスキャンします。
②「自治体マイページ」のサイトが開くので、”登録がお済みでない方はこちら”から、ログイン用メールアドレスとパスワードを入力し、登録します。するとすぐに登録したメールアドレス宛に「確認コード(数字6桁)」が届くので、その数字を入力して登録完了となります。
③次にご本人確認という画面が出るので、”寄付年”、”自治体名”、”氏名(カタカナ)”、”寄付番号(寄附金受領証明書に記載されています)”を入力します。
④次の画面に切り替わるので”今すぐオンラインワンストップ申請を始める”をクリックします。すると、注意事項が出てきますので、その通りの設定にしてください。
⑤ようやくオンラインワントップ申請を行います。申請対象の自治体が画面上に一覧で出てきますので、オンライン申請したい自治体にチェックを入れ、「オンラインワンストップ申請を始める」をタップします。
⑥次の画面で「マイナンバーカード読み取り」をタップすると、マイナポータルアプリが起動します。
⑦マイナンバーカードの券面事項入力補助用のパスワード(数字4桁)を入力し「次へ」をタップします。
⑧マイナンバーカードにスマホをかざし、読み取り開始をタップします。
⑨カードの読み取りが終了すると、申請書の内容が表示されるので、未入力項目は入力し、変更項目があれば変更をし、内容に間違いがなければ「次へ」をタップします。
⑩「注意事項を確認しました」「申告の特例適用に関する事項同意①」と「申告の特例適用に関する事項同意②」にチェックを入れて「次へ」をタップします。
11 申請内容の確認画面が出てくるので確認。
12 マイナンバーカードにスマホをかざし、”マイナンバーカード読み取り”をタップします。
これで”オンラインワンストップ申請完了”の画面が出てきて申請完了となります。
長々と書きましたが、この申請も数分で終了しました。
こちらも、オンライン申請後、すぐに下記の申請完了のメールが登録したメールアドレスに届きました。
【自治体マイページ】オンラインでのワンストップ特例申請が完了しました
〇〇 様
自治体マイページをご利用いただきまして、ありがとうございます
以下の通り、オンラインにてふるさと納税ワンストップ特例申請が
寄附年:2022
寄附自治体:□□県△△市
【対象寄附】
寄附受付番号:202211111111
寄附自治体:〇〇県▲▲町
【対象寄附】
寄附受付番号:202222222222
■オンラインワンストップの申請履歴につきましてはマイページの
[オンラインワンストップ申請履歴]
■ワンストップ特例申請後に氏名や住所に変更があった場合、マイ
[オンライン変更届け]
■ワンストップ受付済書のダウンロードについて
以下の手順でワンストップ受付済書がダウンロードいただけます
1.対象の自治体画面のメニューから「[自治体名]の寄附」→「
2.対象の寄附の+ボタンを押下して展開された画面の「寄附詳細
3.「ワンストップ申請状況」タブよりワンストップ申請書の受付
※オンラインワンストップ申請された後からダウンロード可能に至
これからも、自治体マイページをよろしくお願いいたします。
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まとめ
今回、ふるさと納税のワンストップ特例申請について、オンライン申請対応ができるようになった自治体について、実際オンライン申請をした体験を解説させていただきました。
スマホとマイナンバーカードがあれば、面倒なふるさと納税の手続きがオンラインで完結できるのは非常に助かります。
「IAM」か「自治体マイページ」でオンライン申請が可能となっていますが、オンライン申請が可能な自治体数がまだまだ少ないので、早く全ての自治体でできるようにして欲しいです。
あと、「IAM」と「自治体マイページ」の二つの申請方法がありますが、どちらか一つで良いのでは?と思いました。なぜ二つになったのでしょうかね??
ふるさと納税の書類手続きは本当にめんどくさいですからね。来年にはほとんどの自治体がオンライン申請対応になっていることを願っています。
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